治療院ホームページの「患者の声」掲載は要注意!医療広告ガイドライン改定でわかった正しい信頼構築の方法

治療院ホームページの「患者の声」掲載は要注意!医療広告ガイドライン改定でわかった正しい信頼構築の方法

· PROST AI · 7分で読めます

この記事の結論

治療院・整骨院・鍼灸院・整体院のホームページで「治療効果に関する患者の体験談」を広告として掲載することは、医療広告ガイドラインおよび2025年2月に改定されたあはき柔整(あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師)向けガイドラインにより、原則として認められていません。「個人の感想です」といった注記を付けても違反となり得るため、既に掲載している場合は見直しが必要です。信頼構築は、有資格情報の開示や院内情報の充実、口コミプラットフォームへの誠実な対応など、体験談に頼らない方法で行いましょう。

なぜ「患者の声」の掲載に注意が必要なのか

治療院のホームページで「患者さんの声」「体験談」を見かけることは少なくありません。しかし、医療広告ガイドラインでは、治療等の効果に関する患者体験談を広告として使用することを原則として禁止しています。これは医療機関だけでなく、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師(いわゆる「あはき柔整」)についても、2025年2月の広告ガイドライン改定によって明確化されました。

規制の対象は紙のパンフレットだけでなく、ホームページやSNSといったウェブ上の表示も含まれます。「効果には個人差があります」といった注記を添えても、体験談を広告として掲載すること自体がガイドライン違反とみなされる可能性がある点に注意が必要です。

⚠️ 注意

すでに「患者の声」ページを公開している場合は、治療効果を示唆する内容が含まれていないか、早めに見直すことをおすすめします。判断に迷う場合は、広告表示に詳しい専門家(弁護士・行政書士等)への相談も検討してください。

規制の背景:医療広告ガイドラインと景品表示法

医療広告ガイドラインが体験談を規制する理由

体験談は個人の主観に基づくものであり、同じ治療を受けても効果には個人差があります。それにもかかわらず、体験談を読んだ人が「自分にも同じ効果がある」と誤認してしまうリスクがあるため、広告としての使用が制限されています。

景品表示法上のリスクにも注意

整骨院・整体院などの施術についても、実際の効果よりも著しく優れているかのように誤認させる表示は、景品表示法上の「優良誤認表示」に該当するリスクがあります。具体的な改善事例を数値付きで断定的に紹介するような表現は、体験談規制と合わせて注意が必要です。

「患者の声」に代わる、適法な信頼構築の方法

体験談を使わなくても、治療院への信頼を高める方法は複数あります。

1. 有資格情報・経歴の開示

保有資格、取得した研修・講習の実績、施術歴などを正確に紹介することは、体験談に頼らずに専門性を伝える基本的な方法です。

2. 院長・スタッフの人柄が伝わる紹介

施術方針や治療に対する考え方、スタッフの紹介文などは、治療効果を断定しない範囲であれば掲載しやすいコンテンツです。

3. 院内の様子や設備の写真

院内の雰囲気、使用している機器、衛生管理の取り組みなどを写真付きで紹介することも、来院前の不安を減らす有効な手段です。

4. 対応方針・料金の明確な提示

施術の流れ、初回の所要時間、料金体系などをわかりやすく提示することは、体験談がなくても患者の不安を減らす効果が期待できます。

5. よくある質問(FAQ)の充実

「保険は使えますか」「痛みはありますか」といった、来院前に多くの人が気になる質問への回答を用意しておくことも信頼構築につながります。

口コミプラットフォームとの付き合い方

Googleビジネスプロフィールなど第三者の口コミプラットフォームは、患者自身が任意に投稿するものであり、院が広告として作成・掲載するものとは扱いが異なります。ただし、次の点には注意しましょう。

口コミの依頼・返信で注意すべきこと

  • 金品などの見返りと引き換えに口コミ投稿を依頼することは、Googleの口コミポリシーで禁止されています
  • 口コミへの返信で治療効果を断定するような表現を使わないようにしましょう
  • 良い口コミにはお礼を、改善要望を含む口コミには誠実な返信を心がけましょう
なお、2025年12月にGoogleビジネスプロフィールのQ&A機能が廃止されており、今後はGemini連携(Business notebooks)などの新しい仕組みを通じた情報発信も選択肢になっていく見込みです。

💡 ポイント

口コミへの返信対応そのものは、体験談の広告掲載とは異なり、誠実な対応として信頼構築に活用できます。ただし返信内容が実質的に効果を宣伝する表現にならないよう注意してください。

既存の「患者の声」ページを見直す際のチェックリスト

すでにホームページに患者の声・体験談を掲載している場合は、以下の観点で見直しを行いましょう。

  • 治療・施術の効果を示唆する記述が含まれていないか
  • Before/After写真など、効果を印象付ける画像を使っていないか
  • 「必ず改善する」「根治する」といった断定的な表現が含まれていないか
  • 具体的な改善度合いを数値で示す記述が含まれていないか
該当する内容がある場合は、削除するか、効果に触れない範囲の内容(雰囲気や対応への感想等)に書き直すことを検討してください。

チェック

体験談を使わない信頼構築は、決して「地味な代替策」ではありません。有資格情報や院内情報の充実は、患者が来院を判断する際に重視する要素として一般的に知られています。

まとめ

  • 治療効果に関する患者体験談の広告掲載は、医療広告ガイドラインで原則禁止されている
  • あはき柔整については2025年2月の改定で規制が明確化されており、ウェブ上の表示も対象
  • 「個人の感想です」等の注記があっても違反となり得るため注意が必要
  • 代わりに、有資格情報・院内情報・対応方針の明確化など、体験談に頼らない信頼構築を行う
  • 第三者の口コミプラットフォームへの対応は可能だが、依頼方法や返信内容にも注意が必要
ホームページの内容を見直す際は、SNSでの情報発信ルールも合わせて確認しておくと安心です。治療院向けAI自動投稿サービス「こえむすび」では、声を録音するだけでAIが投稿文を作成し、Instagram・Threads・Googleビジネスプロフィールなど6媒体へ自動配信します。投稿内容の見直しと合わせて、こちらからご相談いただけます。

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よくある質問

今まで掲載していた患者の声はすぐに削除すべきですか?

治療効果を示唆する内容が含まれている場合は、早めの見直しをおすすめします。判断に迷う場合は、広告表示に詳しい専門家に相談した上で対応を決めるとよいでしょう。

患者さんへのインタビュー記事は一切掲載できませんか?

治療効果に触れない範囲(院の雰囲気やスタッフへの感想など)であれば、体験談規制の対象外となる可能性があります。ただし判断が難しいケースもあるため、内容によっては専門家への確認をおすすめします。

Googleの口コミ自体を減らす必要がありますか?

第三者が自発的に投稿する口コミ自体を院がコントロールすることはできませんし、その必要もありません。注意すべきは、院側から見返りと引き換えに投稿を依頼したり、返信で効果を断定したりしないことです。

監修: 小川葵(株式会社PROST 代表取締役)

店舗ビジネスのSNS集客(Threads/Instagram)・LINE構築・AI活用支援を手がける。本メディアはPROST編集部がAIを活用して制作し、代表が監修しています。

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