治療院の初回来院後フォローをAIで仕組み化する6つのステップ
治療院に新しい患者さんが来てくれたのに、2回目の予約につながらない。こんな経験はありませんか?
実は、初回来院後の「フォロー不足」がリピート率を下げる大きな原因のひとつです。施術の質がどれだけ高くても、来院後に何もアクションがなければ、患者さんの記憶はすぐに薄れてしまいます。
この記事では、AIや自動化ツールを使って初回来院後のフォローを仕組み化する6つのステップを具体的に解説します。手間をかけずに「また来たい」と思ってもらえる体験を作りたい方は、ぜひ参考にしてください。
なぜ初回フォローがリピート率を左右するのか
初回来院後の72時間以内に適切なフォローがあると、患者さんの再来院意向が高まりやすいといわれています。理由はシンプルで、施術の余韻があるうちに「また行こう」という気持ちを後押しできるからです。
逆に、何もフォローがないまま数日が過ぎると、患者さんは日常生活に戻り、次第に来院の動機を忘れてしまいます。特に症状が一時的に改善した場合は、「もう大丈夫かな」と感じてそのまま離脱するケースが少なくありません。
一人で運営する院こそフォローの仕組みが必要
スタッフがいる院ならフォローの電話やメッセージを手動で送ることもできますが、一人で運営している院ではそれが難しいのが現実です。施術・受付・掃除・SNS運用とやることが山積みの中で、一人ひとりへの手動フォローは現実的ではありません。
だからこそ、AIと自動化ツールを使って「送る手間ゼロ」のフォロー体制を整えることが重要になります。
ステップ1|来院当日にお礼メッセージを自動送信する
初回フォローの第一歩は、来院当日中にお礼のメッセージを送ることです。手動で送ると忘れたり後回しになったりするため、LINEの自動返信機能や予約管理システムのメッセージ機能を使って自動化しましょう。
メッセージの内容は、以下の3点を盛り込むだけで十分です。
- 来院へのお礼
- 施術後の過ごし方のアドバイス(水分補給、無理な運動を控えるなど)
- 次回予約への柔らかな誘導
「本日はご来院いただきありがとうございました。施術後は血行が良くなっているため、今日はゆっくりお過ごしください。何かご不明な点があればお気軽にご連絡ください。」このひと言があるだけで、患者さんは「丁寧な院だな」という印象を持ちます。信頼感の醸成がリピートの土台になります。
ステップ2|施術後3日目にケアのポイントを届ける
お礼メッセージの次は、来院から3日後に「施術後のケアアドバイス」を送るタイミングです。この時期は、施術の効果を患者さんが実感しながらも、次回来院のタイミングを考え始める時期にあたります。
💡 ポイント
メッセージの内容例としては、以下が参考になります。
- 施術した部位に関連するセルフケア方法(ストレッチ動画のURLを添付するのも効果的)
- 日常生活での姿勢や習慣のワンポイントアドバイス
- 「症状が戻ってきたら早めにご相談ください」という一言
AIでフォローメッセージを量産する方法
ChatGPTのようなAIチャットツールに、次のような指示を出すだけで下書きが作れます。
- 「肩こりの患者さんに向けた、施術後3日目のフォローメッセージを200文字以内で作成してください」
- 「親しみやすいトーンで、押しつけがましくない文体にしてください」
ステップ3|次回来院の最適タイミングをシステムで管理する
リピートを促すうえで重要なのが、「次はいつ来るべきか」を患者さん自身が把握しやすい状態にすることです。口頭で「1週間後にまた来てください」と伝えても、患者さんは忘れてしまうことが多いものです。
対策として効果的なのが、次の2つです。
- 予約管理システムで次回来院日を記録・提案する: 院内でカルテに記録するだけでなく、患者さん向けにも「次回推奨時期」を明示する
- 来院リマインダーをLINEで自動送信する: 次回予約が入っている場合は予約前日にリマインドを送る
ステップ4|来院から2週間後に「症状確認」メッセージを送る
初回来院から2週間が経過しても次の予約が入っていない患者さんに対しては、「その後いかがですか?」という症状確認のメッセージを送りましょう。
このメッセージの目的は、予約の催促ではなく「院が気にかけてくれている」という安心感を届けることです。
「先日はご来院ありがとうございました。その後、お体の具合はいかがでしょうか。何かお気になりの点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。」このひと言で、「そういえばまた行こうかな」と思い出してもらえるケースは少なくありません。離脱しかけた患者さんへの再アプローチにもなります。
離脱患者さんへの呼び戻し施策については、より詳しく解説した記事もありますので、あわせて確認してみてください。
フォローの頻度と間隔の目安
| フォローの種類 | タイミング | 内容 |
|---|---|---|
| お礼メッセージ | 来院当日 | 感謝・施術後のアドバイス |
| ケアアドバイス | 来院3日後 | セルフケア情報の提供 |
| 症状確認 | 来院2週間後(予約なし) | 体調確認・来院への誘導 |
| 再来院促進 | 来院1ヶ月後(予約なし) | キャンペーン案内・再予約のお誘い |
この表はあくまで目安です。施術の種類や患者さんの状態に合わせて間隔を調整してください。
ステップ5|口コミ依頼をフォローの流れに組み込む
初回フォローの仕組みができてきたら、口コミ収集も自動化の流れに組み込みましょう。タイミングは2〜3回目の来院後が最も自然です。まだ関係が浅い初回来院直後に依頼するより、「この院に通ってよかった」と感じてもらえてからのほうが、質の高い口コミが集まりやすくなります。
口コミ依頼メッセージの例は次のとおりです。
- 「よろしければ、Googleマップでの口コミを書いていただけると大変励みになります」
- URLを直接メッセージに貼り付けて、すぐにアクセスできるようにする
✅ チェック
ステップ6|データをもとにフォローの内容を改善する
自動フォローの仕組みを作ったら、定期的に効果を確認することが大切です。感覚ではなく、数字を見ながら改善する習慣をつけましょう。
チェックしたい指標は以下のとおりです。
- 初回来院後の2回目来院率: 初回に来た患者さんのうち何割が2回目に来ているか
- フォローメッセージの開封率・返信率: LINEツールで確認できる場合は定期チェック
- 次回予約の取得率: 施術当日に次回予約を入れてもらえた割合
AIツールを使えば、患者データや来院履歴をもとに「どの層が離脱しやすいか」を分析することも、少しずつ現実的になってきています。まずは予約管理システムのレポート機能を活用するところから始めてみましょう。
よくある質問
フォローのメッセージはLINE公式アカウントがないとできませんか?
LINE公式アカウントがあると自動送信がしやすくなりますが、なくても始められます。予約管理システムによってはメール自動送信機能が備わっているものもあります。まずは手動でお礼メッセージを送る習慣から始め、慣れてきたらLINE公式アカウントの導入を検討するのがおすすめです。
AIでフォローメッセージを作るのは難しくないですか?
難しくありません。ChatGPTなどのAIチャットに「こんな患者さん向けにこんなメッセージを作って」と日本語で指示するだけで下書きが出てきます。最初から完璧なものを求めず、自分の言葉に直す前提で使うと取り組みやすいです。
自動フォローを送りすぎると迷惑になりませんか?
頻度と内容のバランスが大切です。「患者さんのためになる情報」を適切な間隔で届ける限り、迷惑に感じられることは少ないです。月に3〜4回を超えるようなら頻度を見直し、内容が「宣伝中心」にならないよう注意しましょう。
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まとめ
治療院の初回来院後フォローをAIで仕組み化する6つのステップを解説しました。
- 来院当日のお礼メッセージを自動送信して、信頼感の第一印象を作る
- 3日後のケアアドバイスでAIを使ったテンプレートを活用する
- 次回来院タイミングの管理とリマインダーでキャンセル・離脱を防ぐ
- 2週間後の症状確認メッセージで離脱しかけた患者さんを引き戻す
- 口コミ依頼をフォローの流れに組み込むことで自然に口コミを増やす
- データで効果を確認・改善する習慣で仕組みを育てていく
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監修: 小川葵(株式会社PROST 代表取締役)
店舗ビジネスのSNS集客(Threads/Instagram)・LINE構築・AI活用支援を手がける。本メディアはPROST編集部がAIを活用して制作し、代表が監修しています。
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