退院後フォローで口コミが自然と集まる治療院の仕組み設計術
治療院の口コミが増えない本当の原因はどこにある?
「良い施術をしているのに、なぜか口コミが増えない」と感じている院長先生は少なくありません。
実は、口コミが集まらない最大の原因は施術の質ではなく、退院後のフォロー設計にあることがほとんどです。
患者さんは施術に満足していても、わざわざ口コミを書こうとは思いません。書いてほしいなら、書きたくなる「きっかけ」と「導線」を院側が用意する必要があります。
「うちの患者さんはネットが苦手だから口コミは無理」と思っていましたが、やり方を変えたら60代の患者さんが自分からGoogleに書いてくれました。(大阪府・整骨院院長)この記事では、患者さんが自然と口コミを書きたくなる仕組みを、ステップごとに丁寧に解説します。
口コミを増やす前に知っておきたい「患者心理」の3段階
口コミ設計をうまく機能させるには、まず患者さんの心理の流れを理解することが大切です。
患者さんが口コミを書くまでの心理ステップ
口コミを書く患者さんは、次の3段階を経て行動に移ります。
- 満足感を感じる(施術中・施術後)
- 誰かに伝えたいという気持ちが生まれる(帰宅後〜数日以内)
- 書く場所と理由があれば行動する(適切なタイミングでの声かけ)
口コミを増やしたいなら、仕組みで③をサポートすることが最重要です。
口コミを書かない患者さんの本音
アンケート調査によると、口コミを書かない理由の上位は次のとおりです。
- 「書き方が分からない・面倒くさい」(約42%)
- 「思い出さなかった・タイミングがなかった」(約31%)
- 「特に書こうとは思わなかった」(約27%)
退院後フォローで口コミを自然に引き出す5つの仕組み
口コミを増やすために最も効果が高いのは、施術終了後24〜48時間以内のフォローです。このタイミングは患者さんの満足感がまだ新鮮な時間帯であり、行動につなげやすい黄金の窓口です。
仕組み①:退院時の「口コミカード」を手渡しする
最もシンプルで即効性のある方法が、QRコード付きの口コミカードを退院時に手渡しすることです。
作成のポイントは以下の3点です。
- Google マップの口コミページに直接飛ぶQRコードを印刷する
- 「もし良ければ、ご感想をお聞かせください」という一言を添える
- 書き方の例文(「〇〇が良かった」など)をカードに記載しておく
仕組み②:LINE公式アカウントで24時間後にリマインド送信
口コミカードを渡しても、自宅に帰ると忘れてしまう患者さんが多くいます。そこで活用したいのがLINE公式アカウントによるフォローメッセージです。
具体的な運用手順はこちらです。
- 初診時にLINE公式アカウントへの友だち追加を案内する
- 施術完了から24時間後に自動メッセージが届くよう設定する
- メッセージ内にGoogle口コミページのURLを貼り付ける
- 「今日の施術はいかがでしたか?よければご感想をお寄せください」と一言添える
💡 ポイント
仕組み③:スタッフの「一言声かけ」をマニュアル化する
仕組みをいくら整えても、スタッフが声をかけないと機能しません。
「口コミをお願いします」と直接頼むのは気が引けるという院長先生も多いですが、言い方次第でまったく違った印象になります。
おすすめの声かけ例はこちらです。
「本日はありがとうございました。もし施術についてご感想があれば、Googleに書いていただけると励みになります。こちらのカードにQRコードがあります。」ポイントは「お願いします」ではなく「もし良ければ」という表現を使うこと。 圧を感じさせない言い方が、患者さんの自発的な行動を引き出します。
口コミの質を上げる「感想を言語化させる」テクニック
口コミの数を増やすだけでなく、★5の良い口コミを増やす工夫も同時に行うことが重要です。
施術後の「振り返りトーク」で感想を引き出す
患者さんは、施術の感想を自分でうまく言語化できないことが多くあります。
そこでスタッフが「振り返りトーク」を行うことで、患者さん自身が「そうそう、そう感じた!」と気づく手助けができます。
具体的な流れはこちらです。
- 「今日の施術で、一番楽になったのはどのあたりですか?」と聞く
- 「○○が改善されたんですね、それは良かったです!」と共感・言語化する
- 「その感想をそのまま口コミに書いていただけると、同じ悩みの方の参考になります」と自然につなげる
書き方が分からない患者さんへの「テンプレート例示」
特にITに不慣れな40〜60代の患者さんには、口コミの例文を見せることが非常に効果的です。
例文カードや待合室のポップに、以下のような例を掲示してみましょう。
- 「肩こりが長年悩みでしたが、3回の施術でかなり楽になりました。」
- 「先生の説明が丁寧で、何が原因か初めてよく分かりました。」
- 「予約が取りやすく、待ち時間も少ないので助かっています。」
ポップを貼ったら、それを見た患者さんが「こんな感じで書けばいいんですね」と言って、その場でスマホを取り出してくれました。(埼玉県・整体院院長)
口コミが増えるとMEO順位はどう変わるか?数字で理解する
口コミを増やす努力がGoogleマップ(MEO)の順位にどれほど影響するか、具体的に見てみましょう。
MEOに影響する口コミの3つの要素
Googleのアルゴリズムが評価する口コミ要素は、主に次の3つです。
- 口コミの件数(多いほど検索上位に表示されやすい)
- 口コミの評点(★の平均値)(★4.0以上が目安)
- 口コミへの返信の有無と速さ(返信があると評価が上がる)
✅ チェック
口コミ増加と新患数の相関関係
実際に口コミ設計を整えた治療院の事例をご紹介します。
【事例】兵庫県・整骨院(院長50代)
- 取り組み前:口コミ件数8件、★平均3.9、月の新患数12人
- 取り組み開始:口コミカード+LINE自動フォローを導入
- 3ヶ月後:口コミ件数31件、★平均4.6、月の新患数22人
口コミ設計を継続させる「管理ルーティン」の作り方
仕組みを作っても、継続しなければ意味がありません。口コミ管理を習慣化するためのルーティンを整えましょう。
週次・月次の口コミチェックを習慣にする
以下のルーティンを取り入れることで、口コミ管理が「やりっぱなし」にならなくなります。
【週次チェック(毎週水曜日・10分)】
- 新着口コミへの返信を行う(24時間以内が理想)
- 口コミカードの在庫を確認・補充する
- LINEフォローの配信設定に不具合がないか確認する
- 口コミの件数と★平均の推移を記録する
- 口コミの内容からよく出るキーワードを抽出する
- 抽出したキーワードをGoogleビジネスプロフィールの投稿に活用する
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まとめ
口コミを増やすための仕組み設計について、重要なポイントをまとめます。
- 口コミが増えない原因は「退院後のフォロー不足」であることが多い
- 口コミカードとLINE自動フォローの組み合わせが最も費用対効果が高い
- スタッフの声かけをマニュアル化し、「お願い」ではなく「もし良ければ」の表現を使う
- 施術後の振り返りトークで患者さん自身に感想を言語化してもらう
- 週次・月次のルーティンで継続管理し、MEO対策にも活用する
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