リピート率90%を実現した治療院の3つの仕組み

リピート率90%を実現した治療院の3つの仕組み

· PROST AI · 8分で読めます

治療院のリピート率を上げたいのに、なかなか患者さんが戻ってこない——そんな悩みを抱えていませんか?

新患が来ても2〜3回で来なくなる原因の多くは、施術の質ではなく「仕組みの欠如」にあります。

この記事では、リピート率90%を実現した治療院が実際に導入している3つの仕組みを、具体的な手順とともに解説します。今日から取り入れられるものばかりなので、ぜひ最後まで読んでみてください。

そもそもリピート率90%は現実的な数字なのか

「90%なんて本当に達成できるの?」と思う方もいるかもしれません。

一般的な治療院のリピート率(2回目来院率)は50〜65%と言われています。つまり、新患の約半数は1回きりで終わっているのが現状です。

一方、仕組みを整えた院では2回目来院率が80〜90%台に達しているケースも珍しくありません。

「施術には自信があるのに、なぜかリピートしてもらえない。腕の問題じゃないとは分かっているんですが…」(整骨院オーナー・52歳)
この声のとおり、施術力とリピート率は必ずしも比例しません。患者さんが「また来たい」と感じる体験を設計できているかどうかが、最大の分かれ道です。

リピート率を左右する3つのタイミング

患者さんが「もう来なくていいかな」と感じるタイミングは、おおむね以下の3つです。

    • 初回施術後:効果が実感できなかった・次回を案内されなかった
    • 3〜5回目あたり:症状が落ち着いてきて通う理由を見失う
    • 症状改善後:「もう治ったから」と自然消滅する
これらのタイミングに対して「手を打つ仕組み」があるかどうかが、リピート率を大きく左右します。

仕組み①「初回体験設計」で2回目を約束させる

最初の来院で患者さんに「また来よう」と思ってもらうには、施術の質だけでなく体験全体のデザインが必要です。

リピート率の高い院が初回に必ず行っていることを、以下にまとめました。

初回に欠かせない5つのアクション

    • 問診で「困っていること」を深掘りする
症状だけでなく「日常生活への支障」を引き出す。「お仕事や家事でどんな場面がつらいですか?」と聞くだけで会話の深さが変わります。
    • 施術前に「今日のゴール」を共有する
「今日は○○を重点的に整えていきますね」と一言添えるだけで、患者さんの期待値が明確になります。
    • 施術後に「変化」を言語化して伝える
「来たときと比べて肩甲骨の動きが○cm変わりましたね」のように、数値や比較で変化を見せると効果実感が高まります。
    • 通院計画を「提案」として伝える
「◯回で改善を目指しましょう」と具体的なゴールを示す。押し売りではなく、地図を渡すイメージです。
    • 次回予約をその場で取る
「次は1週間後がおすすめですが、ご都合はいかがですか?」と自然に案内する。次回予約率が上がるだけで、リピート率は10〜15%改善するケースが多いです。

💡 ポイント

初回の最後に次回予約を取ることを「標準の流れ」にするだけで、2回目来院率が大きく変わります。スタッフ全員が同じ流れでできるよう、トークスクリプトを作っておくのがおすすめです。

仕組み②「中間フォロー」で3〜5回目の離脱を防ぐ

初回をうまく設計できても、3〜5回目あたりで「症状が落ち着いてきたし、もういいかな」と感じる患者さんが出てきます。

このタイミングへの対策が「中間フォロー」です。

LINE公式アカウントを使った自動フォローの仕組み

リピート率の高い院の多くが活用しているのが、LINE公式アカウントによる自動メッセージ配信です。

具体的には、以下のような流れで設計します。

    • 初回来院時にLINE登録を案内する(登録率を上げるためにクーポンや健康情報を特典にする)
    • 来院から3日後に「施術後の体調はいかがですか?」とメッセージを送る
    • 来院から7日後に「セルフケアのコツ」を短い動画や画像付きで配信する
    • 2週間以上来院がない場合に「お久しぶりです」メッセージを送る
この仕組みを導入した整骨院では、3〜5回目の離脱率が導入前の32%から18%に低下したという事例もあります。
「LINEで来院後にメッセージが届くと、先生が気にかけてくれていると感じて嬉しかったです」(患者さんの声)
患者さんにとって、フォローメッセージは「気にかけてもらえている」という安心感につながります。

フォローメッセージで使えるネタ3選

  • 季節のセルフケア情報(「梅雨の時期は腰が重くなりやすい理由と対策」など)
  • 院内イベント・キャンペーン告知(誕生日月の特典など)
  • 患者さんの悩みに寄り添うミニコラム(「デスクワーク中にできる肩こり解消ストレッチ」など)
重要なのは、売り込まずに役立つ情報を届けることです。情報発信を続けることで院への信頼感が積み重なり、「また行こう」という動機が自然と生まれます。

仕組み③「定期通院プラン」でメンテナンス習慣を作る

症状が改善した後も通ってもらうためには、「治療」から「メンテナンス」への意識転換を促す仕組みが必要です。

リピート率90%を実現している院の多くが導入しているのが、定期通院プラン(メンテナンスプログラム)です。

定期通院プランの設計ポイント

1. 「卒業タイミング」を通院計画の中に組み込む

治療フェーズが終わるタイミングで「症状の改善、おめでとうございます。これからはメンテナンスとして月1〜2回来ていただくと、再発を防げますよ」と自然に提案します。

「治療が終わったら通う理由がない」と思われないよう、次のフェーズへの移行を意識しましょう。

2. メンテナンスプランの価格と頻度を明確にする

「月1回・◯分・◯◯円」のように具体的に提示すると、患者さんが判断しやすくなります。定期契約割引を設けることで、継続率がさらに上がります。

3. 「来ている理由」を患者さん自身が語れるようにする

「体が軽くなる」「疲れが取れやすくなった」「仕事のパフォーマンスが上がった」など、メンテナンスのメリットを患者さんの言葉で語ってもらえるよう、定期的に変化を確認して言語化してあげましょう。

チェック

定期通院プランは「押し売り」にならないよう注意が必要です。患者さんのライフスタイルや来院頻度の希望を聞いたうえで、「あなたに合ったペース」として提案するのがポイントです。

定期通院の導入で変わる経営数字

月1回のメンテナンス患者が50人いると、毎月の安定した売上が生まれます。

例えば、メンテナンス費用が1回6,000円の場合、50人×6,000円=月30万円の固定収益になります。新患獲得に追われなくて済む安心感は、院の経営を大きく安定させます。

3つの仕組みを定着させるための「見える化」

仕組みを作っても、運用が定着しなければ意味がありません。

リピート率を継続的に高めるために、数字を定期的に確認する習慣をつけましょう。

確認すべき指標は次の3つです。

  • 2回目来院率:初回来院者のうち何%が再来院したか
  • 月別リピート率:既存患者の月ごとの再来院率
  • 離脱タイミング:何回目で来院が止まるケースが多いか
これらを月1回、院内で確認するだけで「どこに問題があるか」がすぐに分かります。

感覚ではなく数字で経営を動かすことが、リピート率改善の最短ルートです。

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まとめ

リピート率90%を実現するためには、以下の3つの仕組みが欠かせません。

  • 初回体験設計:問診・施術・通院計画・次回予約の流れを標準化する
  • 中間フォロー:LINEなどを使って来院後も患者さんとつながり続ける
  • 定期通院プラン:症状改善後も「メンテナンス」として通う理由を作る
どれか1つだけでも今日から始められるものがあるはずです。まずは「初回の最後に次回予約を案内する」という一歩から試してみてください。

小さな仕組みの積み重ねが、半年後・1年後の安定経営につながります。


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