治療院の受付業務を自動化するツール5選比較|選び方と導入ステップ
この記事の結論
治療院の受付業務のうち、予約受付・リマインド連絡・問診票入力などは、専用ツールを使うことである程度自動化できます。院の規模や重視したい機能(予約のみか、電子カルテや保険請求まで含めるか)によって適したツールが異なるため、無料プランやトライアルで比較検討することをおすすめします。
治療院の受付業務のうち自動化しやすい作業
受付業務に追われて「本来の治療に集中できない」「スタッフの人件費が経営を圧迫している」と感じている治療院は少なくありません。すべてを自動化することは難しくても、次のような作業は専用ツールの導入によって省力化しやすい領域です。
- 予約受付・変更・キャンセル対応
- 初診患者の問診票入力
- 治療後の次回予約案内
- リマインド連絡(SMS・メール)
- カルテ情報の基本入力
⚠️ 注意
治療院向け受付自動化ツール5選の特徴と料金の目安
1. RESERVA(レゼルバ)- 無料プランから始められる
主な機能:
- Web予約システム(24時間受付)
- 自動リマインドメール・SMS
- 顧客管理機能
- 決済機能(サービスによってはクレジットカード等に対応)
料金プランの目安:
無料プランが用意されており、予約件数や機能に応じた有料プランも複数用意されています。詳細な料金は公式サイトの最新情報をご確認ください。
💡 ポイント
2. Airリザーブ - 操作が簡単で中小規模院に使いやすい
主な機能:
- 予約サイト自動生成
- LINE連携(LINE経由での予約受付)
- 自動配信メール(予約確認・リマインド)
- スタッフ別予約管理
料金プランの目安:
無料プランと、機能を拡張した有料プランが用意されています。LINE連携など患者との接点を増やしたい院との相性がよいとされています。
3. tol(トル)- 治療院向けの予約・カルテ管理システム
主な機能(一例):
- 予約管理
- 問診票のデジタル化
- カルテ・患者管理機能
治療院・整骨院向けに特化したシステムを提供する会社もあり、電子カルテや保険請求業務のサポートまで含めた、より高機能なプランを用意している場合があります。院の業務範囲(保険請求の有無など)に応じて、こうした特化型システムも比較検討先に加えるとよいでしょう。
⚠️ 注意
4. ChoiceRESERVE - 複数店舗展開やカスタマイズ性を重視する院向け
主な機能:
- 多言語対応
- 複数店舗一括管理
- 売上分析機能
- API連携(他システムとの連携)
複数店舗を展開している治療院グループなど、一元管理やカスタマイズ性を重視する場合の選択肢になります。
5. Square予約 - 決済機能との連携が強み
主な機能:
- Square POSレジとの連携
- クレジットカード決済
- 事前決済機能
- 顧客プロフィール管理
すでにSquareのPOSレジや決済を導入している院であれば、予約から決済までの連携がスムーズになりやすいツールです。基本機能を無料で利用できるプランも用意されています。
治療院規模別おすすめツールの考え方
院の規模や特徴に合わせて、ツール選びの優先順位を整理しましょう。
開業間もない・患者数がまだ少ない小規模院
まずは無料プランのある予約システム(RESERVAやAirリザーブなど)でテスト導入し、患者の反応を見ながら必要に応じて有料プランへ移行する進め方がリスクを抑えられます。
中規模院・LINEでの接点を増やしたい院
LINE連携に強いツールは、既存患者への案内やリマインドがスムーズになりやすく、中規模院との相性がよいとされています。
スタッフが多い・保険請求業務も含めて効率化したい院
電子カルテや保険請求サポートまで含む治療院特化型システムを検討する価値があります。機能が多い分コストは上がりやすいため、必要な機能を洗い出した上で比較しましょう。
複数店舗展開・グループ院
複数店舗の一元管理や本部での分析機能を重視する場合は、そうした機能に対応したツールを選ぶ必要があります。
✅ チェック
自動化ツール導入で失敗しないための5つのステップ
ツール選択後の導入手順を整理しておくと、スタッフの混乱を防ぎ、患者対応の質を保ちながら移行できます。
ステップ1: 現状業務の洗い出し
現在の受付業務を記録し、自動化できる部分を明確にします。
記録しておきたい項目:
- 1日の電話件数と内容別内訳
- 予約変更・キャンセルの頻度
- 受付スタッフの1日のタイムスケジュール
- 患者からよくある質問
- ピーク時間帯
ステップ2: スタッフ向け説明会の開催
変化に不安を感じるスタッフに対して、メリットを具体的に説明します。
- 業務負担軽減による働きやすさの向上
- 患者との会話時間が増えることによるやりがいの向上
- 操作方法のデモンストレーション
- トラブル時の対応方法
ステップ3: 段階的な導入
一気に全機能を導入するのではなく、段階的に機能を追加していく方法がおすすめです。
第1段階: Web予約のみ開始
既存の電話予約と併用しながら、スタッフが操作に慣れる時間を確保します。
第2段階: 自動リマインド機能の追加
メール・SMS配信を開始し、配信内容を調整しながら効果を確認します。
第3段階: 問診票のデジタル化(対応ツールの場合)
初診患者から先行導入し、高齢患者向けのサポート体制も整えます。
ステップ4: 効果測定と改善
数値で効果を測定し、必要に応じて設定を調整します。
測定しておきたい指標:
- 電話件数の減少率
- Web予約の利用率
- 無断キャンセル率の変化
- スタッフの残業時間の変化
- 患者満足度
高齢の患者からWeb予約の操作についての問い合わせが増えることもあるため、受付にタブレットを設置してスタッフがサポートする体制を整えておくと安心です。
ステップ5: 完全移行と運用最適化
患者とスタッフの両方が慣れたタイミングで、完全移行と運用の最適化を行います。
- 予約受付時間の見直し(24時間か営業時間内のみか)
- リマインドメッセージのカスタマイズ
- 繁忙期・閑散期での設定調整
- 他ツールとの連携設定
💡 ポイント
コスト削減効果を試算する考え方
自動化ツールの導入効果を検討する際は、削減できる作業時間と、ツールの月額コストを比較するのが基本です。以下はあくまで試算の考え方を示す仮の例です。実際の効果は院の患者数や業務内容によって大きく異なります。
試算例:月間患者数400名の整骨院の場合(仮定)
導入前の受付業務時間(仮定):
- 電話対応: 1日3時間 × 25日 = 75時間/月
- 予約管理: 1日1時間 × 25日 = 25時間/月
- 合計: 100時間/月
導入後の受付業務時間(仮定):
- 電話対応: 1日1時間 × 25日 = 25時間/月
- システム操作・確認: 1日0.5時間 × 25日 = 12.5時間/月
- 合計: 37.5時間/月
削減効果(仮定): 100時間 − 37.5時間 = 62.5時間/月
パートスタッフの時給を1,200円と仮定した場合、
62.5時間 × 1,200円 = 75,000円/月相当の業務時間削減になります。
このように、自院の実際の業務時間とスタッフの時給を当てはめて試算すると、ツールの月額コストに対する削減効果を具体的に検討しやすくなります。
その他に期待できる効果
- 無断キャンセルの抑制: 自動リマインド機能により、無断キャンセルが減ったという声は複数のツールで報告されています
- 営業時間外の予約獲得: 24時間予約受付により、電話対応ができない時間帯の予約機会を逃しにくくなります
よくある質問
どのツールも保険請求業務に対応していますか?
対応状況はツールによって異なります。保険請求業務までまとめて効率化したい場合は、治療院・整骨院特化型のシステムを中心に比較し、対応範囲を各社に確認することをおすすめします。
無料プランだけで運用を続けることはできますか?
予約件数や利用できる機能に制限があることが多いため、患者数が増えてくると有料プランへの移行が必要になるケースが一般的です。まずは無料プランで操作性を試し、必要に応じて上位プランを検討するとよいでしょう。
高齢の患者にはWeb予約は難しくありませんか?
操作に不慣れな患者がいることは想定しておく必要があります。電話予約も並行して受け付けられる体制を残しつつ、院内にタブレットを設置してスタッフがサポートするなど、段階的な移行を心がけると混乱を抑えられます。
受付自動化とSNS集客はどちらを先に取り組むべきですか?
受付業務の負担が経営を圧迫している場合は、まず受付自動化で時間を確保し、その上でSNSなどの集客施策に取り組むという順番が現実的です。両者は目的が異なるため、それぞれ専用のツールで対応するのが基本になります。
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まとめ
治療院の受付業務自動化は、電話対応や予約管理にかかる時間を圧縮し、治療業務や患者とのコミュニケーションに時間を割けるようにするための投資です。重要なポイントをおさらいします。
- 小規模院はまず無料プランでテスト導入、中規模院はLINE連携、大規模院や保険請求まで含めたい院は特化型システムが候補になる
- 段階的な導入により、スタッフと患者の混乱を最小限に抑えられる
- 削減できる業務時間とツールのコストを自院の数字で試算することが重要
- 料金・機能は変更されることがあるため、契約前に必ず公式サイトで最新情報を確認する
なお、PROSTの『こえむすび』は受付業務ではなく、声を録音するだけでAIが治療院向けの投稿を自動生成し、Instagram・Threads・Googleビジネスプロフィール・Facebook・X・LINEの6媒体に自動配信するSNS運用に特化したサービスです(月3万円〜)。受付自動化と合わせて、集客のためのSNS発信も効率化したい方は無料相談をご検討ください。
監修: 小川葵(株式会社PROST 代表取締役)
店舗ビジネスのSNS集客(Threads/Instagram)・LINE構築・AI活用支援を手がける。本メディアはPROST編集部がAIを活用して制作し、代表が監修しています。
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