新患が3倍に!院長が実践した治療院集客改革の全手順
「このままでは廃院になる」と追い詰められた院長の話
治療院の集客に悩む院長さんは、全国にたくさんいます。
技術には自信があるのに、患者さんが増えない。
そんな状況が続くと、焦りと不安で夜も眠れなくなります。
今回ご紹介するのは、大阪府で整骨院を営む田中院長(仮名・52歳)の実話をベースにしたストーリーです。
月の新患数がわずか8人まで落ち込み、「このままでは廃院しかない」と追い詰められた状況から、わずか10ヶ月で新患を月25人に増やした集客改革の全手順を公開します。
失敗の原因は「良い施術をすれば患者は来る」という思い込みだった
田中院長が最初に気づいたのは、自分の思い込みでした。
20年以上の施術経験と確かな技術があれば、口コミで患者さんは増えると信じていたのです。
「良い施術をしていれば、いつか患者さんが増えるはず」——この考え方が、最大の落とし穴でした。現実は違います。 どんなに優れた施術も、知られなければ存在しないのと同じです。
田中院長が在籍する地域では、半径2km以内に競合院が7院もあります。
新規開院した若い院長たちは、SNSやGoogleマップを積極的に活用して患者さんを集めていました。
一方で田中院長は、チラシのポスティングだけを続けていたのです。
現状分析から始めた「集客の棚卸し」
改革の第一歩は、現状の正確な把握でした。
田中院長が取り組んだのは、以下の3つの棚卸しです。
- 新患の流入経路を調べる: 受付で「どこを見て来ましたか?」と毎回聞き、1ヶ月記録する
- 競合院のSNSをチェックする: 近隣7院のInstagram・GoogleマップのレビューをA4用紙に書き出す
- 自院のGoogleマップを確認する: 口コミ数・評価・写真・営業時間が正しく登録されているか見直す
改革ステップ1:GoogleマップのMEO対策を徹底する
MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップの検索結果で上位表示を狙う施策のことです。
「○○市 整骨院」で検索したときに、自院が上位に表示されれば新患獲得のチャンスが大きく広がります。
田中院長が実施したMEO対策は、次の5つです。
- Googleビジネスプロフィールの情報を完璧に整える: 住所・電話番号・営業時間・定休日を正確に登録
- 施術室・受付・外観の写真を20枚以上追加する: スマートフォンで撮影した明るい写真でOK
- 「最新情報」を週1回投稿する: キャンペーン情報や施術の豆知識を短い文章で発信
- 口コミへの返信を全件対応する: 良い口コミには感謝、悪い口コミには誠実な対応を
- 院の特徴をカテゴリ設定に反映させる: 「整骨院」「鍼灸院」などを正確に設定する
💡 ポイント
口コミを自然に集める仕組みを作る
MEO対策で最も効果が出たのが、口コミ数の増加でした。
田中院長が導入したのは、施術終了時の「口コミカード」です。
内容は非常にシンプル。QRコードを印刷したカードを手渡し、「良かったら感想を書いていただけると励みになります」と一言添えるだけです。
押し売りにならないよう、「義務ではない」という雰囲気を大切にしました。
その結果、3ヶ月でGoogleの口コミが12件から47件に増加。
評価も★3.8から★4.4に上がりました。
改革ステップ2:Instagramで「専門家としての信頼」を積み上げる
Googleマップで流入が増えてきた頃、田中院長は次の課題に気づきました。
「検索でヒットしても、予約前にInstagramを見て離脱している患者さんがいるはずだ」という直感です。
実際、Googleマップのプロフィールに設置したWebサイトのアクセスログを確認すると、Instagramのリンクからの流入がゼロでした。
アカウントはあるのに、投稿が2年以上止まっていたのです。
「Instagramって、若い人のものでしょ」——そう思っていた院長が多いですが、40〜60代の患者さんも普通にInstagramを使っています。田中院長がInstagramで意識したのは、「売り込まない発信」です。 具体的には、以下の3種類の投稿を週3回のペースで続けました。
- 症状解説投稿: 「腰痛が朝だけひどい理由」「肩こりの本当の原因」など患者さんの疑問に答える内容
- 施術の様子投稿: 院内の雰囲気や施術シーン(患者さんの同意を得た上で)を見せる
- 院長の人柄投稿: 日々の気づきや患者さんへの思いを短いテキストで発信
投稿が続かない問題をAIで解決した
Instagramを再開してから最初の壁は、「投稿ネタが思いつかない」「文章を書く時間がない」という問題でした。
田中院長が試したのが、ChatGPTを使った投稿文の下書き作成です。
施術中に気づいたことをメモしておき、夜に5分でChatGPTに入力して下書きを作成。
それを自分らしい言葉に少し修正して投稿する、というルーティンを確立しました。
投稿作業が1回あたり15分以内に収まるようになり、週3回の更新を無理なく続けられるようになりました。
改革ステップ3:既存患者のリピート率を高める「LTV戦略」
新患を増やすことに注力する一方、田中院長はもう一つの問題に気づきました。
新患が来ても、3回以内に来なくなる患者さんが全体の60%以上いたのです。
LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)を高めるには、リピート率の改善が欠かせません。
新患1人を獲得するコストは、既存患者を1回リピートさせるコストの5倍以上かかると言われています。
田中院長が取り組んだリピート改善策は次の3つです。
- 施術後の「次回提案」を仕組み化する: 「次は2週間後にいらしてください。○○の状態を確認したいので」と具体的な理由と日程を伝える
- LINE公式アカウントでフォローメッセージを送る: 施術翌日に「体調はいかがですか?」の一言を自動送信
- 「患者さんの体の変化」を記録して共有する: カルテに記録した経過を次回来院時に「前回より○○が改善されています」と伝える
✅ チェック
「卒業患者」へのアプローチも忘れない
来なくなった患者さんへのアプローチも実施しました。
3ヶ月以上来院がない患者さんに、LINE公式アカウントから「季節の体調管理アドバイス」を月1回配信。
「また困ったときは来てください」という温かいメッセージとともに送ることで、休眠患者の15%が3ヶ月以内に再来院しました。
改革ステップ4:チラシから「地域密着型コンテンツ」に予算を移す
毎月3万円かけていたチラシのポスティングを完全にやめた田中院長。
その予算を、地域密着型のデジタル集客に振り替えました。
具体的に実施したのは以下の2つです。
- Instagram広告(月1万円): 半径3km以内の35〜65歳に絞ったターゲティング広告。「腰痛・肩こりでお悩みの方へ」というシンプルなメッセージで予約を促進
- 地域の健康イベントへの参加(月1〜2回): 公民館や地域の文化祭で簡単な姿勢チェックブースを設置。名刺と院のLINE登録QRコードを配布
10ヶ月後の結果:新患は8人から25人、売上は1.8倍に
田中院長が集客改革を始めてから10ヶ月後の数字を公開します。
| 指標 | 改革前 | 10ヶ月後 |
|------|--------|----------|
| 月間新患数 | 8人 | 25人 |
| Googleの口コミ数 | 12件 | 89件 |
| Googleの評価 | ★3.8 | ★4.5 |
| リピート率(3回以上) | 40% | 68% |
| 月間売上 | 約65万円 | 約118万円 |
売上が1.8倍になった一方で、集客にかかるコストはむしろ減少しました。
チラシ代3万円→Instagram広告1万円に切り替えたため、月2万円のコスト削減にもつながっています。
「技術を磨く時間はたくさん使ってきた。でも、患者さんに知ってもらう努力を20年間サボっていたことに、ようやく気づきました」——田中院長
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まとめ
田中院長の集客改革から学べるポイントをまとめます。
- 現状分析が最初の一歩: 新患の流入経路を正確に把握してから動くことが重要
- GoogleマップのMEO対策は最優先: 口コミ数と写真の充実が検索順位と信頼度を同時に上げる
- Instagramは「売り込まない専門家発信」が効果的: 症状解説や院の雰囲気を継続的に発信する
- リピート率の改善は新患獲得と同等以上の効果がある: LINEフォローと次回提案を仕組み化する
- チラシなどオフライン集客の予算はデジタルに移行する: 効果測定ができる手法に集中する
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