治療院の口コミ依頼でNGワード使ってませんか?患者さんが喜んで書きたくなる声かけ術
この記事の結論
「口コミを書いてください」という直接的なお願いは、患者さんに義務感や商業的な印象を与えやすく、逆効果になることがあります。効果的なのは、感謝や体験の価値を伝える言葉選びと、来院されたすべての患者さんに同じタイミング・同じ手順で声をかける仕組みです。満足度の高そうな患者さんだけを選んで依頼する「レビューゲーティング」はGoogleの規約違反にあたるため注意が必要です。
治療院の口コミ依頼で使ってはいけないNGワードとは?
「口コミをお書きいただけますでしょうか?」「評価をお願いします」といった直接的な依頼をしていませんか?この声かけ方法では患者さんに「押し売り感」を与えてしまい、口コミを遠ざける原因になることがあります。
この記事では、患者さんが自然に口コミを書きたくなる声かけの工夫と、継続的に口コミを増やすための仕組み作りを解説します。
なぜ直接的な口コミ依頼はNGなのか
多くの治療院が「とりあえずお願いしてみよう」という姿勢で口コミ依頼をしていますが、これには次のような問題があります。
- 義務感を与えてしまう - 「書かなければいけない」という負担感
- 商業的印象を与える - 「集客目的」が透けて見える
- 断りづらい状況を作る - 患者さんに気を遣わせてしまう
口頭で「お願いされると断りづらい」と感じる患者さんは一定数いると考えられます。だからこそ、依頼の仕方には工夫が必要です。
依頼する前に知っておきたいGoogleのルール
口コミ施策を考える前に、Googleの口コミポリシーを押さえておく必要があります。
:::warning Googleは、金銭や割引などの見返りと引き換えに口コミを依頼すること、また「良い評価をつけてくれそうな患者さんだけ」を選んで依頼すること(レビューゲーティング)を禁止しています。違反が発覚すると口コミの削除やプロフィールへのペナルティにつながる可能性があります。口コミのお願いは、症状の改善度や満足度にかかわらず、来院されたすべての患者さんに同じ条件で行うことが基本です。 :::
以下で紹介する声かけは、この前提のうえで「言葉選び」を工夫するものであり、依頼する相手を選別するものではない点にご注意ください。
患者さんが自然に口コミを書きたくなる声かけの工夫
口コミを増やすための効果的な声かけの工夫を、言葉選びの観点からご紹介します。いずれも「特定の患者さんを選んで依頼する」のではなく、声かけの仕方そのものを工夫する方法です。
1. 感謝の気持ちを伝える声かけ
NGワード例:「口コミを書いてください」 OKワード例:「体験談があると、同じように悩んでいる方の参考になります」
この声かけにより、患者さんは「自分の経験が誰かの役に立つ」という価値を感じることができます。
2. 具体的な経過を共有する声かけ
NGワード例:「良かったら評価をお願いします」 OKワード例:「初回にお伝えいただいた症状について、経過はいかがですか。差し支えなければ、感じたことをそのままお聞かせいただけると参考になります」
改善の有無にかかわらず率直な感想を尋ねる姿勢を示すことで、無理のない範囲で体験を話してもらいやすくなります。
3. 選択肢を与える声かけ
NGワード例:「Googleに口コミを書いてください」 OKワード例:「もしお時間がある時に、Google口コミでも、院内のアンケートでも、どちらでもお気持ちをお聞かせください」
プレッシャーを与えないことで、患者さんの心理的負担を軽減します。
4. 他の患者さんへの貢献を伝える声かけ
OKワード例:「体験談があると、初めて来院される方も安心されるんです」
患者さんの社会貢献意識に訴えかける声かけです。
5. 具体的な書き方をサポートする声かけ
OKワード例:「『どんな症状で』『どんな施術を受けて』『どう感じたか』を簡単に書いていただくだけで大丈夫です」
書くことに対する不安を解消することで、行動のハードルを下げます。
6. お礼を前提とした声かけ
OKワード例:「いつもご来院いただき、ありがとうございます」
感謝の気持ちを前面に出すことで、患者さんとの信頼関係を大切にする姿勢が伝わります。
すべての患者さんに一律で声をかける仕組み作り
声かけの言葉選びだけでなく、「誰に・いつ声をかけるか」を仕組み化しておくことも重要です。ポイントは、症状の改善度や満足度で相手を選ばず、決まったタイミングで一律にお伝えすることです。
声かけのタイミングを固定する
以下のように、院として決めたタイミングで全員に声をかける運用にすると、選別の印象を避けられます。
- 会計時に、来院されたすべての方へ同じ案内カードを渡す
- 一定回数(例:初回・5回目など)通院された方に、同じ文面の案内を送る
- 施術の区切り(治療計画の完了時など)に、次に来院する方も含めて全員へ案内する
QRコードで負担を減らす
受付や会計カウンターに、Google口コミ投稿ページへ直接アクセスできるQRコードを設置しておくと、書きたいと思った患者さんがその場で気軽に投稿できます。QRコードの設置自体は特典の提供にあたらないため、口コミポリシー上も問題ありません。
院内掲示で「募集中」を伝える
待合室に「みなさまの体験談を募集しています」といった掲示を出し、書き方の例文を添えておくと、声をかけられていない患者さんにも自然に呼びかけられます。特定の相手だけでなく、院内の誰の目にも触れる場所に置くことがポイントです。
スタッフ全員で声かけ方針を統一する
受付スタッフから施術者まで、全員が同じ方針で声かけできるよう、以下を整えておきましょう。
- 声かけの文言と対象範囲(誰にでも一律に伝える)をマニュアル化する
- 定期的なロールプレイング研修を行う
- 「特定の患者さんだけに聞く」運用になっていないか、月次で振り返る
:::check 院全体で「症状の改善度にかかわらず、全員に同じ声かけをする」という方針を共有することが、口コミポリシー違反を防ぐうえでも重要です。 :::
口コミ運用の効果測定と改善方法
仕組みを作ったら、効果的に運用するための測定・改善も重要です。
測定すべき指標の例
- 月間の口コミ投稿数
- 来院患者数に対する投稿率
- 平均評価点
- 口コミへの返信までにかかった日数
改善のPDCAサイクル
Plan(計画):声かけの文言と対象範囲を決める Do(実行):スタッフ全員で統一して実施する Check(評価):月次で投稿数と内容を確認する Action(改善):反応の良かった言い回しを標準化する
このサイクルを回すことで、無理なく口コミを増やしていくことができます。
まとめ
- 直接的な「お願いします」という口コミ依頼は逆効果になることがある
- 感謝や体験の価値を伝える言葉選びが、自然な口コミにつながりやすい
- 満足度の高そうな患者さんだけを選んで依頼する「レビューゲーティング」はGoogleの規約違反であり、全員一律の声かけが原則
- QRコードや院内掲示など、仕組み化によって声かけの負担を減らせる
- スタッフ全員で方針を統一し、定期的に運用を見直すことが継続の鍵
口コミを増やすためには、テクニックだけでなく患者さんとの信頼関係と、公平な運用姿勢が基盤になります。まずは1つの声かけ方法から始めて、全員に一律に届く仕組みを整えていきましょう。PROSTの『こえむすび』なら、声を録音するだけでAIがSNS投稿文を自動生成し、Instagram・Threads・Googleビジネスプロフィールなど6媒体へ自動配信できます。詳しくはこちら
よくある質問
口コミを増やすためにプレゼントを用意してもいいですか?
Googleの口コミポリシーでは、割引やプレゼントなどの見返りと引き換えに口コミを依頼することを禁止しています。特典を用意するのではなく、声かけの言葉選びやタイミングを工夫して、自然に書きたくなる環境を作ることが基本です。
症状が改善しなかった患者さんにも口コミをお願いしていいのですか?
はい、むしろ改善度にかかわらず全員に同じ案内をすることが重要です。満足度が高そうな患者さんだけを選んで依頼すると、Googleが禁止する「レビューゲーティング」に該当するおそれがあります。院として決めたタイミングで、一律に声をかける運用にしましょう。
口コミが集まらない場合、何から見直せばいいですか?
まずは声かけのタイミングが院全体で統一されているか、QRコードなど投稿までの手間が最小限になっているかを確認しましょう。そのうえで、依頼する言葉が「お願い」ではなく「感謝や価値の共有」になっているかを見直すと、改善につながりやすいです。
AIの導入やSNS集客のご相談はお気軽に
お問い合わせはこちら