売上が1年で2倍になった整体院長の集客改革全記録

売上が1年で2倍になった整体院長の集客改革全記録

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「このまま続けても変わらない」と気づいた日

集客に困っている治療院のオーナーさんから、こんな声をよく聞きます。

「チラシも撒いたし、ホームページも作った。でも新患が増えない。何が足りないのか分からない。」
兵庫県で整体院を営む田中院長(仮名・52歳)も、3年前はまさにそんな状況でした。

開院10年のベテランながら、月の新患数は平均8〜10人。売上は月60万円前後で長年横ばいが続いていました。スタッフへの給料、家賃、消耗品代を引くと、手元に残るのはわずか。「このままでは院を続けられない」という危機感が、集客改革のスタートとなったのです。

この記事では、田中院長が1年間で売上を約60万円から120万円超へと2倍にした集客改革の全記録を、ステップごとに紹介します。特別な人脈や大きな資金がなくても再現できる方法ばかりなので、ぜひ最後まで読んでみてください。


ステップ1:「誰に来てほしいか」を絞ることから始めた

田中院長が最初に取り組んだのは、ターゲット患者を明確にすることでした。

それまでの院のキャッチコピーは「体の不調はなんでもご相談ください」。一見親切に見えますが、これが集客を妨げていた最大の原因でした。

「何でもOKと言うと、誰にも刺さらない。これは当時の私が一番理解できていなかったことです。」(田中院長)

「誰のための院か」を1行で言えるようにする

田中院長は、過去3年間のカルテを見直し、再来院率が高く、紹介も生まれやすい患者層を分析しました。その結果、「40〜60代の肩こり・首こりに悩む会社員・主婦」が最もリピートしていることが判明。

そこで打ち出したコンセプトが「デスクワーク10年の肩こりを根本から改善する整体院」です。

  • 施術メニューを肩・首・背中に特化したコースに絞る
  • チラシ・ホームページのキャッチコピーをすべて書き換える
  • Googleビジネスプロフィールの説明文も同様に変更
たったこれだけの変更で、ホームページからの問い合わせが翌月から1.5倍に増えたといいます。

💡 ポイント

ターゲットを絞ることへの怖さは誰でも感じます。でも「全員に向けたメッセージ」は誰にも届きません。思い切って対象を絞ることが、集客改善の第一歩です。

ステップ2:Googleマップを徹底的に育てた

ターゲットを絞った次に取り組んだのが、MEO対策(Googleマップの順位改善) です。

MEOとは「Map Engine Optimization」の略で、Googleマップでの検索順位を上げる施策を指します。「地域名 + 整体」などで検索したときに、上位に表示されやすくなる取り組みです。

田中院長の院がある地域では、当初「〇〇市 整体」で検索すると地図上の表示が10位以下。ほぼ誰にも見つけてもらえない状態でした。

口コミ件数を3ヶ月で4件から31件に増やした方法

    • 施術後の会計時に一言添える「よろしければGoogleの口コミに感想を書いていただけると、とても励みになります」
    • QRコードカードを作る口コミページに直接飛べるQRコードを名刺サイズで印刷し、お渡しする
    • 返信を必ず行ういただいた口コミには24時間以内に丁寧な返信をする
この3つだけで、3ヶ月で口コミが4件から31件に増加。平均評価も★3.8から★4.6へと上昇しました。

結果として「〇〇市 肩こり 整体」での検索でマップ上位3位(いわゆる「3パック」)に入り、月の問い合わせが従来の約3倍になりました。


ステップ3:SNS投稿を「週1回」から「週5回」に増やした

Googleマップでの露出が増えたことで新患は増え始めましたが、田中院長はさらに「院の雰囲気や先生の人柄を知ってから来てほしい」と考え、InstagramとFacebookの運用を強化することにしました。

それまでは週1回の投稿がやっと。施術の写真を1枚貼り付けるだけの内容でした。

コンテンツを「3種類」に分けて継続しやすくした

毎日投稿するコンテンツのネタ切れを防ぐために、以下の3カテゴリをローテーションしました。

    • 知識系「デスクワーク中にできる肩こり予防ストレッチ3選」など
    • 共感系「こんな症状で悩んでいませんか?」と患者の悩みを代弁する内容
    • 信頼系患者さんからの感想(許可を得たもの)や院内の日常風景
このローテーションを設けることで、「何を投稿しようか」と毎回悩まずに済むようになりました。

SNS投稿の頻度を週5回に増やしてから2ヶ月後、フォロワーが210人から780人に増加。「Instagramを見て来ました」という新患が月に6〜8人現れるようになりました。

チェック

投稿内容は「売り込み」より「役立つ情報」を7割にしましょう。患者さんは施術の宣伝より、自分の悩みを解決するヒントを求めています。

ステップ4:既存患者への「リピート導線」を整備した

新患を増やすことに意識が向きがちですが、田中院長が売上を倍にできたもう一つの理由は、既存患者のリピート率を改善したことです。

当初のリピート率(2回目来院率)は約40%。つまり新患の6割が1回で来なくなっていました。

「次回予約を当日に取る」仕組みを作った

取り組みはシンプルです。施術終了後に必ず次回の来院日時を提案するようにしました。

  • 「次は2週間後の水曜日はいかがですか?」と具体的に日程を提示
  • LINEの公式アカウントを開設し、来院翌日に体調確認メッセージを送る
  • 3回来院ごとに「ケアのポイント」をLINEで配信してモチベーションを維持
この施策を始めてから3ヶ月で、2回目来院率が40%から68%に改善。リピーターが増えることで売上の安定感が大きく変わりました。
「新患を増やすより、今いる患者さんをしっかりフォローする方が、実は費用もかからず効果が早いと気づきました。」(田中院長)

ステップ5:「紹介が生まれる仕組み」を意図的に作った

売上が安定してきた半年目以降、田中院長が力を入れたのが口コミ・紹介による集客です。

紹介は最も費用がかからず、来院後のリピート率も高い優良な集客経路です。ところが多くの院では「紹介してもらえたらラッキー」という受け身の姿勢にとどまっています。

紹介が増えた3つの仕掛け

    • 紹介カードを渡す「ご家族・お友達にも使っていただける体験割引カード」を来院3回目の患者さんに手渡す
    • 紹介してくれた患者さんに感謝を伝える紹介者には次回施術の一部サービスをプレゼント
    • 紹介された方が来院したらすぐ連絡「○○さんのご紹介でお越しいただいたんですね。ありがとうございます」と当日中に紹介元の患者さんにLINEで感謝を伝える
この仕組みを導入してから、月1〜2件だった紹介来院が月6〜8件に増加。紹介経由の患者さんはリピート率も高く、さらに次の紹介を生む好循環が生まれました。

1年後の成果:月売上60万円→127万円へ

5つのステップをコツコツ実践した結果、田中院長の院は以下のように変化しました。

| 指標 | 改革前 | 1年後 |
|------|--------|-------|
| 月の新患数 | 8〜10人 | 24〜28人 |
| 2回目来院率 | 約40% | 約68% |
| 月間売上 | 約60万円 | 約127万円 |
| SNSフォロワー | 210人 | 1,800人超 |
| Googleの口コミ数 | 4件 | 78件 |

特別な設備投資も、高額な広告費も使っていません。やったことは「誰に届けるかを絞り」「地道な仕組みを積み重ねた」だけです。

田中院長は今、さらに集客の自動化にも取り組んでいます。SNS投稿をAIでサポートする仕組みを導入したことで、投稿作業にかける時間が週5時間から1時間以下に減ったと話しています。


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まとめ

今回の記事で紹介した集客改革のポイントを振り返ります。

  • ターゲットを絞る「誰でも歓迎」より「この悩みの方へ」のメッセージが刺さる
  • MEO対策でGoogleマップ上位を狙う口コミを増やし、返信を徹底するだけで順位は上がる
  • SNSは3カテゴリのローテーションで継続する「知識・共感・信頼」を週5回投稿
  • リピート率を上げる仕組みを作る次回予約とLINEフォローで2回目来院率を改善
  • 紹介が生まれる仕掛けを意図的に用意する紹介カードと感謝の連絡が好循環を作る
これらは今日からでも始められるものばかりです。まず一つ、取り組みやすいところから動き出してみましょう。

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